年金受給額に期待しても2000万円足りないと金融庁がサジ

将来、年金受給日にわくわくしても、蓄えがなければ長生き出来ずに老後破綻しちゃうよと、金融庁がとうとう公式に言っちゃいましたね(汗)

つまり年金による老後の公助はできませんから「自分で資産運用してふやしてね、NiSAとかあるよ!!」って言いたいのでしょうけど、それなら、「これまで納めた年金総額を返金してよね、自分で運用するから」と個人的に思います。

金融庁(厳密には金融審議会)の結論は、年金だけで95才まで生きるとしたら2,000万円ぐらい足らないはずだよと試算したわけです。
これが2,000万円足りない論の骨子。

詳しくは、金融庁のホームページの報道発表資料をご覧になって見てください。

95才というのは、なかなかの長寿をベースにするあたり、ちょっと非現実的な漢字ですけど、現在60才の25%ぐらいが95才まで生きるんじゃないかという推計があるようで、それを引っ張り出してきたわけですね。
だから全員が全員というわけではないにしろ、仮に平均寿命まで生きるとしても、年金受給だけでは足りないとわかったら、行動すべしですね。

老後破綻なんて悲惨ですよ。

定年退職後の優雅な暮らしはもはや幻想

定年退職後は、ゆっくり過ごして妻と旅行したり趣味に没頭したい、孫と遊びたい、なんてのはもはや幻想と化しつつあります。
60才または65才で定年してから人生を楽しもうとすると、

  • 健康(介護)
  • 熟年離婚
  • 住宅ローンの一括返済
  • ギャンブル

といったリスクがあることは見て見ぬふりって人も多いかもしれません。

還暦過ぎると病院通いが多くなる

午前中の病院、特に整形外科とか、おじいちゃんとおばあちゃんで一杯です。
とにかく足腰から肩とか関節が痛いんでしょう。
それ以外にも昔は若さでカバーできた病気やケガがね、加齢と共に治りや回復も遅くなっちゃってね、毎日病院通いで一日終わることもあるんじゃないかなあ。

昨日までピンピンしてたのに脳卒中とか心疾患とか認知症とかで入院介護にリハビリとなると、旅行や趣味も楽しめないよって話。

だから身体が動くうちにワークライフバランスを考えなきゃいけないんでしょう。
けど、御免なさい、イマイチ、ピンとこないのね(汗)

ゴメンねホントに・・。

実は定年が離婚チャンスになる

アナタのお世話は終わりました、って卒婚とか熟年離婚とか流行りましたよね。
居なかったダンナが、これからは毎日自宅に居るってだけで体調不良になる奥さんもいるそうじゃないですか。
確か「夫源病(ふげんびょう)」と言うんです。

夫が妻の体調不良の源になる・・・最悪ですよね(汗)

汗水たらして働いたのにって夫の主張もわかりますが、それはあくまでも自己評価に過ぎないって、歯医者の待合室でご婦人同士が話してたのが聞こえたので、ホントに熟年離婚とか夫源病とかはインターネット上のバズワードじゃないんだって認識しました。

ますます私は、これから奥さんと娘に尽くすと決めたぜ!!

退職金が出るだけマシ

そう思います。
私が14年間勤務した会社から頂いた退職金は100万円ほどでした。
自己都合退職だから、ごっそりと減るのは就業規則でチェック済でしたから、ショックも何もなかったのですけど、貰えるだけでラッキーって感じでした。

会社員で持ち家の方、退職金制度が、今と変わらずに継続され続ければ良いですね。

定年までに住宅ローン完済って強者もいらっしゃるかもしれませんが、定番と言えば、退職金をあてにした一括返済を計画しているでしょう。
これはFPとか保険代理店をかじった経験からの推測でしかないんですけど、やっぱり借金って早く返したいですもんね。

だけども住宅ローンに関しては、退職金の一部を一括返済に必ずあてる必要もないという意見もあります。

縁起悪いですけど、名義を持つ人が定年後に住宅ローンを残したまま亡くなったとすると、その時点で住宅ローンの残債は全額弁済されますからね。
団信に加入してるならですよ。
確かに、あまり現実になって欲しくない事例ですけど、可能性はゼロじゃないってことです。

そうすると遺族に少しでも経済的な負担が無くなるじゃないですか。
退職金の一部を一括返済にあてた途端に、名義人が亡くなったので、今後の遺族の生活費が厳しいってなるよりはね・・。

あんまり言いたくないですけどね、こんなケースは。

だから定年退職後も住宅ローンの返済がネックでないなら、そのままにしておいて、一括返済に使うはずだった分を金融資産として運用に回すとかね、そういう考え方もあるんじゃないかなあってことです。
他人が口だしすることじゃないですけど(汗)

パチンコ、競馬、ボートにハマる

好きな人は退職後、時間がたくさんできるから入り浸るケースも無くはないようですね。
開店まで並んで待つ光景は、パチンコの風物詩です。

私は音に敏感なので、あの雰囲気には耐えられません・・。

というかパチンコのシステム、未だに知らないです、ついでにボートも競馬も。
小心者で勝負弱い気質なので負けた後のことばかり考えるから、多分、見向きもしなかったのかもしれません。

ちなみにカジノが東京オリンピックイヤーにオープンという流れでしたけど、IR実施法案が成立してないので、まだしばらくは時間かかりそうですね。
オンラインカジノって道もあるのは黙っておきます。

暇を持て余した神々の遊び

一部の人しかわからないでしょうけど、定年退職後は自分の時間がドーンと増えます。
私が元いた会社では、ある役員が定年退職したんですけど、用事も無いのにしょっちゅう会社に現れてはスタスタと役員室に行ってました。

最初は歓迎ムードでしたけど、あまりの頻度にとうとう人事が動いて出入り禁止(汗)

辞めた人間がノコノコ時間つぶしに所属した会社に出入りするなんて、脳の構造を疑いますよね。
役員だからって神様じゃない。
いつまで過去の栄光にすがっとんねんって話です。

嘱託で再雇用とかなら理解できますが、単なるOBですよ。
こんな態度では尊敬に値しませんよね。
これがホントの老害です。

今の若者は年寄りを労わる事を知らんと言われたら、言い返してやりましょう。

「尊敬に値する立ち居振る舞いが備わっているなら、頼まれなくても尊敬の念で、周りは見てくれますよ。」

とね。

これが理解できないって、アナタの人生、何やってた?
ってなりますが、不思議とネット掲示板とかSNSとかで見かける老害現象には、遭遇しないんですよね。

きっと少数なんでしょうね。

退職後は国民年金などの切り替え手続きを忘れずに

会社を退職するといろんなと続きが発生します。
私も経験しましたが、年金と健康保険の切り替えは、少し混乱しましたね。

退職後の年金の切り替え

退職した時点で次の就業先が決まっているなら、次の就業先が手続きを代行してくれるケースがほとんどですが、しばらく求職活動したり個人事業主として創業する場合は、厚生年金から国民年金の切り替えは自分で手続きする必要があります。

そう、個人事業主などの自営業は、何から何まで自らやることからスタートすましから、面倒とは思わずにやりましょう。
できないなら個人事業主や自営業には向いてないかも。
もしくは人を雇うか法人化するなりして、自分の業務に集中できる環境をいち早く作るかだけです。

手続きの方法は、検索すると詳しく書いてるサイトもあるので省きますが、勤めていた会社が切り替えに必要な書類を出すので、それを持って役場の国民年金窓口に行く方が、実は手っ取り早かったりします。
ブラック企業で無い限り、しっかりと書類は用意してくれます。

ネットで手続き方法などを調べるなら役場か社会保険事務所のサイトを参照しましょう。
もしくは電話ですね。

国民年金免除申請は恥ずかしくない

切り替え手続きで大きく変わるのは、給料天引きから、納付書やクレジットカードあるいは銀行口座引き落としとなる国民年金保険料の支払い方法です。
なんか実感します、納付してるぜーって。
調子いい時はいいんですけど、負担になってくる時期がありました。

個人事業主や自営業、フリーランスのあるあるだと思いますが、いかがなもんでしょうか。
最初から順調の人が羨ましい限り。

滞納するぐらいなら免除申請した方がいいです。
制度として免除申請が用意されてるわけですから、恥ずかしいとか世間体がとか、構ってられないですよ。

年金の免除申請は思った以上に手続きは簡単なので、困っている時は、思い切って申請してみてください。
免除されている間に立て直しを図ればいいだけです。

日本年金機構の公式サイトに説明と申請用紙が用意されています。

国民年金支払いは苦しい個人事業主にとって痛い出費

苦しいときがあっても容赦なく督促がきます。
電話に文書にと、ホント、合法的な巻き上げですよ。

過去に一度だけ、どうしようもなくて年金事務所に行きました。
入ってくるはずの入金が入らずに、年金支払いまで手が回らなくて、呼び出しに応じたわけです。
そこで事情を説明しつつ数か月分を支払って、免除申請しました。

申請結果は免除。

助かりました。
免除分は後納しないと減額されるんですけど、将来のことより、今を乗り切らないかんことはありますよ。

ちなみに個人事業主の年金支払いは経費扱いできないのです。
社会保険料控除の対象にはなります。

だけども年金は自分で運用したいなあ・・・。

【参考】退職後の健康保険の切り替え

3パターンが考えられます。

  1. 会社の健康保険(いわゆる健保)を継続する任意継続被保険者制度の利用
  2. 自治体が運営する国民健康保険(いわゆる国保)へ切り替え
  3. 配偶者の扶養に入る

ちなみに私は、任意継続被保険者制度を利用しました。
期限が設けられていて2年間でしたけど、自分なりに国保と保険料を比較検討すると、任意継続の方が安かったんで決断しました。

実際、安かったんで、ラッキーでしたね。
しかも手続きも会社の人事がやってくれたので、何もせずに済みました。

その後、個人事業主として創業したので自力で、国保への手続きを役所でしました。

奥さんが正社員で定年まで数年あるなら、場合によっては扶養に入る手もあります。
ダンナさんのプライドが許せばですけどね。
男子って、こういうちっぽけなプライドのために、合理性を失うことがありますから、損っちゃ損です。

今の時代なら、主夫でフリーランスという立場に居ながら、正社員の奥さんの扶養でも全く不思議じゃないですよ。
フリーランスの仕事がブレイクすれば扶養を外れればいいだけです。

老後の長生きと経済的リスク

長生きするには金がかかる。
なんて言い方をするとトゲがあるので、健康で文化的な第二の人生を送りたい、それなりの蓄えは築いていた方がいいってことですね。

「お金のことを言うなんてみっともない」

とか前時代的な思考の人は居ないと思いますけど、マネーリテラシーは高い方がいいです。

2級FP技能士の勉強が役に立っている

実際にそう思ってます。

宅地建物取引士も試験は合格して実務経験はナシですけど、まったくの無知よりは全然よかったですよ。
更には生命保険一般課程も合格実績ありますから、保険の事もある程度は理解できてます。

ってことなので、資格を持ちたい人はFP試験はおすすめです。

老後に備えてマネーリテラシーの向上を。