脳卒中歩行訓練リハビリデバイス 藤倉化成のGS Knee

2020年2月18日

定年退職後は、夫婦でのんびり旅行でもしながら悠々自適に暮らす・・・。
今の時代は夢物語かもしれませんね。

決定的だったのは、金融庁が年金以外でも老後資金が2,000万円必要だと公表したことです。
大論争を引き起こした「老後2000万円不足問題」ですが、この背景には「長生き」というキーワードが絡んできます。

長生きには「介護」と「病気」のリスクも内包されているということですよね。

脳卒中リスクが高まる年代

さあこれから残りの人生を楽しもうとした矢先に、脳卒中で倒れて半身不随の後遺症が残った場合、とても悠々自適とはいきません。
奥さんや家族に介護される日々がスタートするだけで、旅行なんて難しい状況になるわけですね。

社会復帰に向けた脳卒中のリハビリでは、マヒした側の膝関節を曲げずに歩行訓練を行うので、結果として「ぶん回し歩行」なる、足を外側に半円を描いて振り回して踏み出す歩き方を習得してしまうことが実情です。

例え脳卒中を発症してマヒが残ったとしても、歩き方だけは発病前のままでいたい、自由に行動したいと思うのが当事者や家族の気持ちです。
自由に歩くことができれば、日常生活への支障は随分と軽減し、旅行先で散策も自由に楽しむことができます。

このぶん回し歩行にならないように、マヒした側の膝関節の動きを制御するデバイスが、GS Knee です。
理学療法士さんがコントロールすることで、患者さんの歩容を健常者と変わらないレベルで、歩行訓練ができます。

超高齢社会の日本

日本の65歳以上の全人口に対する割合を調べてみると、総務省統計局の人口推計(令和2年1月報)では、

  • 総人口 1億2602万人
  • 65歳以上 3594万人
  • 28.5%

という数字が出ています。

日本では、7%を超えると「高齢化社会」、14%を超えると「高齢社会」、21%を超えると「超高齢社会」という定義付けがあるので、明らかに「超高齢社会」のド真ん中にいることが証明されました。

 

超高齢社会の影響で「老老介護」なる言葉も生まれています。
長生き自体がリスクとまで言われていますが、誰だって、長生きはしたいものです。
例え病気で余命が見えていたり、予期せぬ病気で身体が思うように動かせないことになっても、人生を楽しみたいと思うことは当たり前です。

さらには金融庁の「老後2000万円問題」で、雇用の延長を希望する人や70代になっても働きたいと考えている人は増えていることから、長生きがリスクと言われると寂しいですね。

脳卒中発症年齢のピークは70歳以上で全体の60%

厚生労働省の「平成29年(2017)患者調査の概況」によると、「脳血管疾患」は111万5千人となっています。
これは入院・外来の合計患者数で、全体の60%を占めていて、男女比はほぼ同数でした。

脳卒中は、がん(悪性新生物)、心疾患(急性心筋梗塞)とともに、日本人の死因のうち上位を占める病気であることはデータからでも伺えます。
三大疾病と呼ばれるのは、決して保険会社が保険を売りたいためのフレーズではなく、データに基づくものです。

脳卒中に関して言えば、70代以上の発症が全体の60%を占めるという、ちょっと驚きの数字がありました。
まさしく定年退職後、数年してから地獄を見るリスクが高いという証明になってしまっています。
確かに定年退職してから数年後に病気を倒れたり、あっさりと天国に逝ってしまうケース、少なくないですよね・・・。

結論からすると、人生、定年退職してから楽しむ、なんてことは間違った認識で単なる幻想に過ぎないのかもしれません。

 

仮に脳卒中を70代で発症してしまったら、

  • 片麻痺による行動の制限
  • 介護なしでは日常生活に支障
  • 一生涯ハビリによる経済的な負担増
  • ぶん回し歩行による行動範囲の制限
  • バリアフリーの問題

など、さまざまな問題が出てきます。
しかも介護者がいない、もしくは配偶者しかいないとなると、QOLの向上なんて望みは薄いでしょう。

家の中ぐらいは自由に動けると少しは介護の負担も軽くなりますし、何より本人のストレスが重くならないはずです。

そのためには、マヒした足を棒のようにして歩く、ぶん回し歩行は避けたいところです。

脳卒中から回復してのぶん回し歩行について

ぶん回し歩行については、リハビリに携わる理学療法士さんなど知っていると思いますので、ここでは脳卒中患者またはその家族に向けて簡単に説明します。

まず、ぶん回し歩行とは、マヒ側の足が半円を描くように前に出る歩き方です。
段差や階段では、躓き、転倒に注意しなければなりません。
当然、歩くスピードも遅く、歩幅も小さいので交通量の多い場所、人が多い場所では、移動も辛い状況になります。

駅の改札も通り辛いことも予想されますし、電車やバスなど、公共の交通機関の利用も気後れする人は多いはずです。

 

何よりも他人の目が気になるので、外出しなくなる傾向もあるのではないでしょうか。
歩き方が違うだけで、ジーっと見つめられたり、チラチラと見られたりするのは、気付くもんですからね。

若くして脳卒中になった人は、職場復帰を目指すことになるので、歩き方ひとつとっても「元通り」を強く望んでいます。
せめて取引先やお客さんには気付かれたくないという思いを汲み取ったリハビリが存在しても良いのではないかと思います。

それができるのは理学療法士さんであり、リハビリテーションセンターなどの施設ではないでしょうかね。

ぶん回し歩行になる理由

回復期リハビリの歩行訓練では、マヒした側の足には力が入らないために長下肢装具を装着して膝折れを予防する必要があります。
膝折れとは、文字通り膝関節が力なく屈曲してしまうことです。

膝折れを防ぐために長下肢装具を装着したまま歩行訓練をしますから、どうしても、ぶん回し歩行にならざるを得ないわけです。
長下肢装具で固定された膝関節は、次第に拘縮するので曲げる事が出来ないまま退院するという流れですね。

歩行のための筋力が戻っても、膝関節が曲がらないから、一生、歩き方はもとにもどりません。

発病前の歩き方の可能性が残っていたとしても、現状では、ぶん回し歩行を習得してしまうリハビリが行われています。
脳卒中患者は、その歩き方が当前と考えている医療関係者は居ないでしょうけど、元通りの歩き方に近付ける福祉用具が無かった、開発すらされなかったのは事実だと思います。

「リハビリは歩き方だけを訓練するわけではないから、ぶん回し歩行でも我慢してね、生きてるだけ十分でしょう?」

そんな声があったとしたら、残念でなりません。

クセの強い歩き方でのリハビリを行う時代は、もう終わりにすべきです。

ぶん回し歩行にならないための GS Knee

膝折れを防ぐサポートデバイスが「GS Knee (ジーエスニー)」です。
長下肢装具に取り付けるだけ。
※装着可能な長下肢装具は必要です

理学療法士さんが、患者さんの歩容の状況に合わせて、膝関節の屈曲角度を設定します。
患者さん向けの販売ではなく、リハビリ施設や個人で開業している理学療法士さんへのレンタルになります。

既に GS Knee を導入している大阪府の千里リハビリテーション病院では、実用的な歩行能力を取り戻すリハビリが行われています。

もっと増えて欲しいですね。

個人開業の理学療法士さんの強みに

GS Knee は、リハビリ施設だけでなく個人開業している理学療法士さんにとっても、競合との差別化や患者さんへの付加価値の提供に、大きく貢献するものです。
理学療法士という国家資格を持ちながら、整体師さんやカイロプラクターさんと同じような施術メニューでは、スキルが活かせないのでは?

正直、患者側も誰を頼れば良いのか迷うだけです。

拘縮した膝関節を柔らかくしつつ GS Knee で歩容の改善をメニューに加えるということが可能ならば、理学療法士さんにとっても、やりがいのある仕事が増えますよね。
筆者は医療の素人なので、現実的な提案ではないかもしれませんが、GS Knee は理学療法士さんにとっても患者さんにとっても、待望のデバイスだと思っています。

GS Knee を使った施術メニューについて、一緒に考えて行けたらいいですね。

 

ちなみに GS knee の広告を扱えるのは、全国でも限られていて、おそらく40名ほどしかいません。
身元も広告代理店には明かしていますので、決して、適当な気持ちで記事を書いているわけではないのです。

ごく近い身内が、理学療法士さんにお世話になったこともありましたから。

もし GS Knee に関心があるのでしたら、直接、販売者の公式サイトより問い合わせができます。

GSKnee 公式サイト

患者さん本人またはご家族が病院に提案も可能

GS Knee は理学療法士さんやリハビリ施設へのレンタルになりますが、患者さん本人またはご家族が GS Knee の導入を、病院や理学療法士さんに提案してみてはいかがでしょうか。

病気をする前のように歩きたいと強く願う権利はあるはずです。

特に30代~50代までの働き盛りの年代においては、社会復帰が目標になるわけで、ぶん回し歩行のまま退院すると行動範囲に影響がでます。
仕事も人生も妥協が生じるリスクがあるわけです。

病気のために退職を強いられることもあるでしょうから、転職する際の面接で、仕事に問題は無いことを見せなくてはならない状況があったとしたら、ぶん回し歩行では採用側も躊躇するかもしれません。
障害者雇用ではなく、あくまでも正社員として採用を目指すなら、歩容は元通りにしておくべきなんです。

リハビリをしている病院や理学療法士さんに、ぜひ、GS Knee を提案してみてください。

Posted by 福岡覧斗