迷惑メール通報は効果あるのか
メインメールアドレスをGmailにしていたんですけど、訳があってOutlookにしました。
その訳とは迷惑メールです。
あのGmailの迷惑メールフィルターは、ものすごく優秀でバンバン怪しいメールはキッチリと弾いていたのですが、几帳面と言うか完璧主義が災いして迷惑メールフォルダに迷惑メールが溜まることが許せなかったんです。
いっそゼロに出来ないものか。
迷惑メール通報をしてみました。
Gmailに迷惑メールが殺到
Gmailをメール送受信のプラットフォームとして利用しています。
使い慣れてることが一番の理由です。
迷惑メールフィルターは強烈ですし、アプリからでもサクサク動くし、YahooやOutlookなどの他のフリーメールアドレスの受信も送信も可能なので、とても気に入っています。
ところがですね、ひとつのGmailのメールアドレスを頻繁に使用していたらですね、迷惑メールの量がグーンと増えちゃいました。
多分、どこからか漏れたかどうかしたんでしょう。
使い勝手いいですからね、Gmailのメールアドレスは。
Gmailのエイリアス機能を使い過ぎたか
つい、Gmailアドレスのエイリアス機能が使い勝手が良かったので、頼りきりにしちゃいました。
例えば、xxxxxxx@gmail.com とあったら、
- xxx.xxxx@gmail.com
- x.xxxxxx@gmail.com
- xxxxxxxx+z@gmail.com
というパターンで使い分けが出来て、しかも受信は xxxxxxx@gmail.com の受信トレイで受け取れることから調子コイタのですよ(汗)
そしたら迷惑メールフォルダに1万通とか溜まっちゃって、ちよっと引いたので無謀にも減らしたいと思ったのです。
迷惑メールの通報は簡単
迷惑メールとしてGoogleが判定したのだから、それでいいじゃないか、というスルー力が無いのが欠点の私。
どうしても迷惑メールフォルダを空のまま運用したいと思ったのです。
元々迷惑メールを読むのは嫌いじゃなかったんです。
どう考えても内容はオカシイものばかりですから、考えたやつは才能の発揮場所を間違えたなあなんて、どの口が言ってるんだ的なね、そんな楽しみ方。
「ウン億円を譲渡します」とか、傑作じゃないですか。
通報のターゲットを選ぶ
大抵は放置しておくと届かなくなるんですけど、一定数は1時間に数通から数十通も送りつけてきますから、イヤなんです。
出会い系に多いですかね。
メール本文内のリンクにアクセスすると、益々増えますよね。
もしかすると開封した時点で「生きてるメール」のフラグが立って、配信を加速させるのでしょうか。
ともかく短時間に大量に送りつけてくる迷惑メールにターゲットを絞ります。
通報先
通報先は、
- ドメイン販売業者
- ホスティング業者
- 公共の通報窓口
この3つがありますけど、効果があるのはホスティング業者ですかね、個人的には。
手応えが無いのは公共の通報窓口です。
多分、何かしら手を打ってくれてるのでしょうけど、通報量が尋常じゃないから大変なんだろうなと察してます。
ボランティアっぽいし。
通報の仕方
通報の仕方に一般解はありません。
通報窓口によって情報の入力項目に違いがありますが、最低限必要とされる情報と言えば、
- 送信元メールアドレス
- ヘッダーのソース情報
であることが多く、特にヘッダーのソース情報には迷惑メール発信や中継、使われているサーバーのIPアドレスなどの情報が詰まってますから、送っておきたいですね。
Amazon Web Service を使った迷惑メール
私が実際に通報したのは、Amazon Web Service(AWS)です。
しつこくて大量送信していたメールは、AWSを使っていたからです。
これはヘッダーのソースを覗いて判明しました。
Received: from ec2-18-209-67-73.compute-1.amazonaws.com (ec2-18-209-67-73.compute-1.amazonaws.com. [18.209.67.73])
Received というところがミソでして、ちゃっかりと amazonaws.com と記載されてるから簡単に判別できます。
AWSに通報
6月4日に通報しました。
山里亮太さんと蒼井優さんが結婚会見した前日であり、入籍の1日後です、関係ないけど。
通報先はコチラです。
日本語化されていないので、最初は怯んでしまいましたが、一度、使ってしまえばカンタンです。
入力項目も英語ですが、内容は想像に難くありません。
- First Name (名)
- Last Name (姓)
- Organization (所属組織)
- Email address*
- Phone
- Source IPs (comma separated)*
- Destination IPs
- Destination ports and protocols (e.g. 22/TCP)
- Destination URLs (space separated)
- Time zone*
- Abuse date (yyyy-mm-dd)*
- Abuse time, 24-hr format (hh:mm)*
- Your custom tracking number (optional)
- Abuse type*
- Logs (4KB max)*
- Comments (4KB max)
以上ですが、必須なのは*が付いている項目です。
AWSからの返信
「Your Amazon EC2 Abuse Report」
というタイトルでメールで受付した旨が送信されます。
Gmailなら翻訳されるので読めます。
要するに調査しますよというメッセージですね。
2時間後に対処メール受信
2時間も立たないうちに対処したという旨のメールを受信しました。
対処したよーってメッセージです。
この影響は素晴らしく、ピタッと迷惑メールは止まりました。
迷惑メールは止まった
無事に迷惑メールの受信を止めることが出来ました。
アマゾンってすげー。
迷惑メール通報は効果あるのか まとめ
効果はありましたけど、わざわざ迷惑メールフィルターが機能しているのに、それを掘り起こして通報するのは、正直、おすすめしません。
やっぱり、面倒くさいです(汗)
AWSは情報が入ると対処してくれますけど、ある意味では顧客を失っている面もあります。
しかし、リソースも迷惑メールを発信している人に使われてるわけですから、健全な運営という観点からすると、第三者のチェック機能は必要なんでしょうね。
ともかく、Amazonの対応は素晴らしいですし、Gmailも素晴らしいってことです。